経済産業省 ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室 渡辺室長に『アズハイム神宮の杜』をご見学いただきました

2025年1月16日(木)経済産業省 ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室 渡辺室長に「アズハイム神宮の杜」をご見学いただきました。執行役員の中元からアズパートナーズの取り組みについて、説明を行いました。その後、事業所内をご案内いたしました。

(下段写真 右から医療・福祉機器産業室渡辺室長、弊社中元、同川﨑)

■質疑応答から一部ご紹介します
(渡辺室長)AIケアプランの可能性は非常に大きいと感じます。
(中元)ケアプランの作成には、作業で1時間、課題分析に2時間程度を要します。居宅系ではケアマネージャー1人が約40名を担当し、居住系では最大100名までを担当している状況です。そのため、多くのケアマネージャーが帳票作成時にコピー&ペーストの作業に依存せざるを得ないという課題があります。このような背景から、AIケアプランをケアスタッフが活用することで、居住系における「ケアマネージャー不足」の問題を解消し、居宅系ではまだAIケアプランの質を向上させる必要があると考えます。ただし、現時点で市場に出回っているAIケアプランには、革新的な成果がまだ十分に見られないと感じています。
(渡辺室長)「AIケアプランが注目を集めている」という声を耳にする一方で、社会全体が変化している実感はまだ十分に得られていないのが現状です。
(中元)当社が出展したHCR(国際福祉機器展)でAIケアプランのデモンストレーションを実施した際、多くの事業者から「ぜひ作って欲しい」という声をいただきました。
(川﨑)経済産業省様とともに、この取り組みを推進する方法が何かございましたら、ぜひご相談させていただきたいと思います。
(渡辺室長)介護DXの課題については、関連する環境の整備が重要だと考えます。経産省はビジネスの側面から支援を行っており、新しい技術や取り組みが自然と広がることを目指しています。一方で、現行制度の中では、均等性や公平性を保つための仕組みが重要視されており、慎重に進められていると理解しています。このような状況を踏まえ、経産省から介護現場の実情や改善点を積極的に共有することで、より良い制度設計につながる可能性があると思います。介護業界の声が広く届くよう、経産省ができることもあると考えています。足元の課題としては、効率化が求められています。人手不足への対応は必要ですが、効率化ばかりでは夢がありません。「治る」「良くなる」「元に戻る」という視点も大切だと思います。学問的なアプローチだけでなく、社会運動的な形で議論を進めることが必要だと感じています。一緒に考えていきたいと思います。


●日経ヘルスケア編
介護サービス生産性向上ガイド
第5章
先進的な介護事業者のケースに見る生産性向上のヒント
175頁

■事業内の見学

スタッフ紹介ボードをご覧いただいた際、20代スタッフが活躍する姿に「新卒中心の職場は珍しい」と驚かれた様子でした。生産性向上や人材不足への対応には、機器の導入に留まらず、オペレーションの変革が必要不可欠です。

居室では、眠りCONNECTを活用し、夜間の状況把握を行う仕組みや、一定期間の睡眠データを基にした睡眠薬などの調整について、丁寧にご説明させていただきました。

アズパートナーズでは、介護業界の生産性向上とサービス品質の向上を目指し、介護DXの推進に全力で取り組んでおります。これからも多くの皆さまからの貴重なご意見を真摯に受け止め、取り組みをさらに深めてまいります。そして、業界全体の変革を目指して情報発信を強化し、より良い未来の実現に貢献していく所存です。

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